「私、タカシさんの妻です。
 どうぞよろしく」

はいぃー!?

どなたかとお間違えではありませんか。
たしかに俺はタカシですが、
おじょーさんに見覚えはありません。
ましてや結婚した覚えなど
まるーっきりございません。

てことは、やっぱり夢なんだろう。
ああ、彼女欲しいのあまり
こんな夢を見るようになっては
俺もおしまいだ。

……まあ、夢なら夢でいいか。
もったいないし。

「どーも、はじめまして…
 俺あなたのこと知らないんですけど、
 よろしくお願いします」
そんなわけで、彼女…えーと、
俺のお嫁さんは十和さんというらしい。
ヨメにさん付けは変かもしれないけど
やっぱり見知らぬ女の子をいきなり
呼び捨てにするのは抵抗あるしなあ。


なんてこと考えながら
トイレに入ると、なんと十和さんが
ついてくるではないか。

「タカシさん、ひとりで平気?
 お手伝いするよー」

わあっ!!

「大丈夫ですから!!
 もー、何考えてんですか!?
 ションベンくらい一人でできますよ!!」




「背中流しに来たよ」

わー!! わーっ!!!!!!!

 もどる。 まえ。 つぎ。

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